生産現場の管理Production site management

現場の実態

とある成長著しい企業の現場状況を知る機会がありました。

コロナ禍で受注が激減している中、
受注増で大変忙しく生産を続けている企業です。

精密な加工を要する製品を得意としており、その精度は一流レベル!
しかし、加工技術力は一流であっても、不得意とする技術も。。。

それは「現場管理の技術力」です。

「加工技術が一流で、受注増で忙しいのなら、
 少しくらい現場管理ができてなくてもいいじゃないか!」

という意見もあるかもしれません。

しかし、経営者にはそのような考えや妥協はありません。
現場管理の技術に、日々頭を抱えていました。

納期問題、品質問題、ロスコスト問題、人材育成・・・など
次から次へと、山のように課題が出てるのです。

では、いったいなぜ現場管理が弱い体質になってしまったのでしょうか?

我々は次のように分析してみました。

この企業の歴史は古く、創業当初から、
「製造力」と「技術力」に注力し成長してきたのでしょう。

日本の経済成長期には、国内量産が当たり前でした。しかし、バブル崩壊を機に、日本経済は急激に悪化し、製造業は、次々と海外へシフトしていきました。

この頃から、膨大な数の製品は海外生産へ、国内で生産する製品は、
より精密でハイレベルな製品を少量生産する形態が増え、
多品種・小ロットの生産へと移行していきます。

そして管理体制は変わることなく、多品種・小ロット化が増加していくなかで、
この企業は変化にマッチした管理体制に移行できなかったのです。

管理体制は変化しないまま、「製造力」と「技術力」に注力してきたため、
現場をマネージメントをする人材は育成されず、複雑化していく日々の生産も
コントロールしきれず、徐々に管理面の課題が山積みになっていったのでしょう。

このような企業は、他にもたくさんあるでしょうし、
このような課題は中小企業にはよくあることだと思います。

しかし、会社としてこのまま放置しておくわけにいかず、
常になんとかしたいと頭を悩ませているのが経営者です。

従業員の方々と、経営者の思いには大きな隔たりがあると思います。
この差を少しでも縮めることができたなら、
この課題は解決に向けて一歩前進するのではないでしょうか?

改善を左右するのは「経営者の意志ひとつ」です。

我々は悩みを抱える会社様の真の気持ちを捉え、
経営者様と従業員様が安心して仕事ができる現場づくりに全力で取組みます!

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