上司と部下の信頼関係 ~1話~Relationship of trust between boss and subordinates

部下をもつ上司のみなさんは、こんな感情や悩みを抱くことありませんか?

部下の仕事が遅い時・・・いつになったらできるんだ! そんなやり方だから遅いんだよ!
部下が指示通りに動かない時・・・何度言ってもわからない奴だ! 役に立たない奴だ!
部下になめられた時・・・なめやがって! ろくに仕事もできないくせに!

期待通りの結果を出してくれないと、このような不満が出てしまいますよね!

でも、ちょっと待ってください!

この問題ですけど、落ち着いて考えてみると、上司側に問題があったりします。
先ほど抱いた不満について、次のように考えたことはあるしょうか?

部下の仕事が遅い時・・・部下が効率的に動ける手段をわかるまで教えたでしょうか?
部下が指示通りに動かない時・・・指示内容を部下が理解できたかを、確認したでしょうか?
部下になめられた時・・・部下に威圧的な態度で接していたことはないでしょうか?

部下に不満を抱えている上司の方には、心当たりのある人もいるのではないでしょうか。
部下との信頼関係を築くための方法は「部下への接し方」「部下への指示の仕方」です。

では、どのように対応したらよいのでしょうか・・・

上司と部下の関係が良ければ、なんの問題もありませんが、その関係性が悪ければ、いろいろな問題が発生してしまいます。

他にも、会社内の人間関係では、先輩と後輩の関係もあります。
はたまた、同僚間での人間関係もあります。

今回は上司と部下の関係において、部下をもつ上司が、どのように部下に接したら信頼関係が良好になるのかを考えてみます。

ここで、山本五十六さんの名言を取り上げてみます

     やってみせて
     言って聞かせて
     させてみて
     ほめてやらねば
     人は動かじ


もう一つ

     苦しいこともあるだろう
     言い度いこともあるだろう
     不満なこともあるだろう
     腹の立つこともあるだろう
     泣き度いこともあるだろう
     これらをじっとこらえてゆくのが
     男の修行である


山本五十六

一つ目の名言の意味は読めば、なんとなくでもわかるのではないでしょうか。
「やってみせて」なのですから、上司である指導者が「わかってない」「できない」では、どうにもなりません。自分ができなくても「とにかくやらせるんだ!」という考えの上司は部下からの信用はありません。権力を振りかざしてる上司は注意です!

部下は上司から指導を受け、やった結果を上司に認めてもらえると、モチベーションが上がり、自主的に動くようになるのです。こんな上司であれば、仕事がスムーズに動くでしょう。

二つ目の名言は、指導者である上司には、忍耐が必要であるということなのです。
仕事の成果を出せなかった部下に、感情的に不満をぶつけてしまってはいけません。なぜ成果を出すことができなかったのかを部下から聞き出してあげてください。話を聞いてあげてください。部下が話をしている間は、余計なツッコミを入れずに、黙って聞いてください。

次はどのようにしたら成果を出せるのかについて、部下が話すまで聞いてあげてください。最後には、お互いで解決策について決めることができるといいでしょう。
このような対処により、部下は、もう一度頑張ってトライすることができます。きっと、前進することでしょう。

上司は、感情を抑えなければならないため、ストレスになるでしょうが、部下を教育するには、これくらいの忍耐がなければ務まらないのです。



更に、2話に続きます。


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