めっきのクラックMicro cracks in plating

めっき被膜のクラックについて悩む日々。

クラックといっても、様々なクラックの大きさがあります。
目で見て解るクラック
顕微鏡レベルのクラック
SEMレベルのクラック

ここでのクラックはSEM観察レベルで観えるクラックになります。
SEMとは走査電子顕微鏡といって、電子線を使って表面を観察する装置です。

クラックの大きさは、クラックの幅で約0.1μmです(photo)。
0.1μmは0.0001mmです。

そんな小さなクラックどうでもいいじゃないかと思いますが
FlabRでは、こんな小さなクラックも発生しないめっきを研究しています。

めっき業界の方達からすれば
“普通にめっきしたらクラック入らないよ!” という話になるのですが
我々のこのめっきの課題は
非常に非常に応力の高いめっき被膜で
普通にめっきしたらクラックが入ってしまう被膜を
どのようにして部品に被膜形成することができるか
こんなことにも取り組んでいるのです。

これを実現するためには
めっき液のチューニングはもちろんなのですが
めっきの方法や装置が重要で
装置や道具を設計・製作して、めっきして
また設計・製作しなおして、めっきして
この繰り返しを何百回もやってます。
よくも飽きずにやってます 笑


こんなにテストしてるので、ノウハウが蓄積されて
いろいろなところで応用ができることは大きなメリットです。
少しずつでも技術力を向上して目標を達成すること
我々の技術力をお客様に提供すること
これらを喜びに頑張っています!

しかし、このクラックの課題解決はまだまだ続きそうです・・・

 

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