「生産部門におけるリーダーの役割」と題しての3話目になりますが
今回は「お客様の満足度」について触れてみます。
これまで「リーダーに求められる心構え」や「リーダーに求められるスキル」
そして「リーダーに期待されるミッション」について触れてきました。
会社は利益目標を達成しなくてはならないため、現場リーダーに期待しています。
よいものを、より安く、すぐに提供できる会社が顧客に受け入れられます。
顧客満足度が高い会社にならなければならないわけです。
さて
会社から提供した製品やサービスが、お客様に満足してもらうためには
先に書いたように、よいものを、より安く、すぐに提供できることが条件になります。
Q・C・Dを聞いたことはあるでしょうか?
Q : | Quality | 品質 |
C : | Cost | コスト |
D : | Delivery | 納期 |
それぞれの意味はこのようになっています。
Q・C・Dを満足するためにはどのようなことをしたらいいのでしょうか?
例えば、Q:品質をより良くするために現場の管理が挙げられます。
これまで話をしたように、メンバーに関する管理は大変重要です。
その上で、製品品質を維持していかなくてはならないわけです。
維持するということは、品質不良を発生させないということになります。
継続的に生産を続けると必ずといっていいほど品質不良は発生します。
これはしょうがないこと・・・と思うのではなく
どうしたら極限まで品質不良を減らすことができるのだろうかと模索することです。
現場(工程内)での品質不良が多く発生している状況であれば
お客様のところに不良品が流出してしまう危険性が高くなります。
もしお客様のところで発生してしまった時には信用を失墜することもあります。
注文が無くなってしまうこともあります。
もしこのようなことが起こってしまったら
リーダーとしての目標が実現できなかったことになってしまいますよね。
このようなことが起こらないように
日々の生産活動の中で、製品品質を維持管理するための策を常に考えていくことが必要です。
製品品質を維持しながらも、良いものを短時間で生産し続けられる現場づくりを
限りなく追及しつづけることが会社の成長であり
現場リーダーの成長だと考えます。
次回は現場管理の視点について触れてみたいと思います。