パワーハラスメント-3Power harassment-3

パワーハラスメントの3回目になります。
前回は職場内のパワハラの具体例について記しました。

パワハラをする人は、自分の優位性を感じたいためだったり、劣等感を隠そうとしたりするためにやっています。

特に、批判や失敗に対する恐怖心が強い人は、それに対する防衛として他者を攻撃する傾向があります。自分が傷つくのを避けるために、他人を攻撃することで自分を守ろうとする心理的メカニズムが働くのです。

パワハラは、個人の心理面だけでなく職場全体の文化や環境によっても助長されます。

組織全体が上下関係を重視し、厳しい指導や叱責が当たり前とされる職場環境では、パワハラが容認されやすいです。
このような環境では、上司が厳しく接することが「仕事の一環」と見なされ、攻撃的な行動をよく目にします。

部下や後輩はどう感じるのでしょうか?

自分の上司や先輩がパワハラ的な行動をしている場合、それを「正しい指導法」として学び、無意識のうちに同じ行動を取ってしまいます。
特に、長年にわたりそうした文化が根付いている職場では、新しい世代のリーダーが同様の行動を取ってしまうのです。
私の前職の職場でもこのような状況でした。

パワハラをする人は、感情のコントロールが苦手で、衝動的に周りの人に対して厳しい言葉や行動を取ってしまいます。
このようなケースでは、後になって自分の行動を後悔することがあっても、同じパターンを繰り返してしまいます。

パワハラを行う側の心理はどうなのでしょうか?

行う側の心理は複雑であり、権力の誤用や不安、劣等感の補償、防衛機制など、さまざまな要因が絡み合っています。

職場の上下関係における自分の地位や権力を強く意識し、それを行使することで自分が「上に立っている」と感じ、自尊心を満たすことを目的とします。それが脅かされると感じたときに攻撃的な行動に出ることとなります。

自分の職場での立場や能力、部下が自分を超えてしまう可能性に対して恐れを感じ、自分を守るために部下を抑圧しようとする防衛反応が行動として出てしまいます。

このように、パワハラを行う人は、表面的には強い態度を取る一方で、内面的には脆弱な感情を抱えていることが多いのが特徴です。

部下が自分の期待通りに動かない場合、それを脅威と感じて攻撃的な行動を取ることもあります。部下を従わせ、組織の中で自分の思い通りに事を進めたいという欲求を達成するために強制的な手段を使ってしまいます。

部下や周りの人に対して、どう感じるか、どれほどのストレスを受けているかなどを気にかけることができず、相手を単なる労働力や自分の期待を満たす道具程度にしか考えていない自己中心的なタイプになります。自分の要求や期待に対して部下が従わないと感じると、怒りや苛立ちを覚え、攻撃的な行動に進展するのです。

パワハラを行う側は、自らの行為を正当化し、自分が正しいことをしていると信じているようです。

パワハラを受けた側の心理はどうなのでしょうか?。

受けた側は、非常に深刻なものとなることが多く、心身の健康に大きな影響を与えます。

なので、被害を受けた場合には、適切な対処方法を知り、法的手段を含めた救済策を検討することも必要です。

以下に、パワハラをされた側の心理、対処方法、損害賠償に関する情報をまとめてみます。

先ず、パワハラを受けた側の心理状態には、次のような影響が見られます。

侮辱や暴言を繰り返し受けることで、自尊心が傷つけられ、「自分は価値がない」と感じるようになります。これが長期にわたると、自己否定感や無力感が強まり、正常な判断や行動ができなくなります。

パワハラを受けると、職場での活動が怖くなり、職場に行くこと自体がストレスとなります。
また、上司や同僚とのコミュニケーションを避けるようになり、孤立感が深まることもあります。

長期の精神的な圧力が原因で、真面目な人ほど抑鬱症状が現れます。
焦り、不安、恐怖心、気分の落ち込み、無気力、不眠、食欲不振などの状態が頭から離れません。

このような状態で仕事を続けていると
自分が評価されていないと感じ、仕事への意欲が低下し、機能が著しく落ちてしまいます。
また、職場に対する信頼が失われ、早期の退職や転職を考えるようになります。

パワハラを受けた場合、精神的なダメージが大きいため、冷静に対応することは難しくなるのですが、いくつかやっておいたほうがよい重要なことがあります。

パワハラの事実を証明するために、日付、場所、内容を詳細に記録しておくことが大切です。
メールなどの履歴、録音、メモなど、後から証拠として使用できるものを保管しておいてください。
これは私もしていました。これは証拠になるのでやっておいて損はありません。

信頼できる同僚や家族、友人に相談し、感情を吐き出すことが重要です。非常に勇気がいると思います。
弱い人間だと思われるのではないかと考えてしまいますが、自分ひとりで抱え込まないようにしましょう。
吐き出せるまでの時間が長いと症状が加速的に悪化してしまうことも理解しておいてください。
一刻も早く吐き出すことです。

パワハラでの精神的な負担が大きくなってしまった場合、専門のカウンセリングやメンタルヘルスケアを受けることを検討しましょう。
クリニックは大変混んでいるので、すぐには受診することができない場合が多いです。
限界を感じ、すがるようにクリニックに電話しても、予約が1か月先ということもあります。
早めの予約をしておくことが、精神的に安心するのでお勧めです。

パワハラが改善されない場合や会社の対応が酷い場合は、転職や異動を検討することも一つの選択肢です。
自分にとって健全な職場環境を見つけることが、長期的なキャリアにとっても大変重要な選択です。
自分の健康を第一に考えてください。

 

次回はパワハラに対する会社側について触れてみたいと思います。

 

 

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