悪質とそうでないブラック企業-2Malicious and non-malicious black companies -2

前回の「ブラック企業」の2話目になります。
ブラック企業とはいえ、経営者がブラックの意識がない企業はたくさんあると思います。

現に、労働条件が悪い企業であっても社員が働いているところはたくさんあります。

この情報化社会において、企業の口コミは既に広まっています。
それでも社員になりたくて入社する人がいるのは何故なのでしょうか?

求人広告を見ていると魅力的な見出しがたくさん出ていますよね。

「高収入」
「未経験者歓迎」
「昇進・昇給あり」
「成長中の会社」
「やりがいのある仕事」
「チャレンジ精神が求められる」
などなど

実際には得られない待遇やキャリアアップの可能性を強調しています。
特に経験の浅い社会人や職探しに焦っている人々は惹きつけられてしまいます。

採用面接の時には、過酷な労働環境や労働条件のことは隠されています。

新卒者に対しては、他社よりも早期に内定を出すことで、他の選択肢を検討する時間を与えないようにします。内定に対して、安心感やプレッシャーを与え、入社を決めさせようとします。

入社後は、教育やレーニングを受けることで、「これを乗り越えれば」と精神的に思い込ませます。
これまでに投資した時間と労力を無駄にしたくないという心理が働き、辞めにくくなるわけです。

そして、過酷な労働条件で働かなくてはならない現実を知った時には、再度転職活動をすることに抵抗を感じ、我慢して働き続けることになるのです。

この心理的な操作により入社した人達は働き続けてしまうのですが、それを継続させるために企業の経営者はどのようにしているのでしょうか?

経営者や上司からこんなことを言われたとか、聞いたことはないでしょうか?

「お前が辞めたら会社が回らなくなる」
「他ではやっていけないよ」
「この仕事は特別だ」
「この仕事が上手く行ったら出世のチャンスだぞ」
などなど

様々な言葉のテクニックで、従業員に対してプレッシャーをかけるわけです。

このような言葉のテクニックは優良な企業においても行っていますが、優良企業の使い方は、社員のモチベーションアップが主体で、気持ちよく仕事をしてもらうために行っているので、意味合いが違ってきます。

ブラック企業の場合、プレッシャーとして多いのは、厳しさや叱責により、社員が自信を失い、会社を辞めることを恐ろしいと感じさせていることです。

また、上司のパワハラなどで社員を心理的に追い詰め、萎縮させ、意見を言えなくさせます。
更には、成果が上がらないことを部下に自己責任として押し付け

「自分が頑張らなければならない」

という罪悪感を植え付けることで、過剰に努力を続けさせます。

この心理的圧力が、社員を長期間にわたり縛りつけることに効果があるのです。

企業が経営していくうえでは社員が必要不可欠です。
社員に頑張ってもらわなくてはなりません。
そのために、社員に対して求めていくことが過剰になりブラック化していくこともあります。

次回はブラックと思っていない企業について触れてみたいと思います。

 

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