注意残余 -1attention residue -1

「注意残余」についてご存じでしょうか?

ネットで調べると……
「あるタスクから別のタスクへ切り替えた際、
前のタスクへの意識や思考が頭の中に残り続け、
新しいタスクへの集中力が低下する心理的な状態のことです。
心理学者ソフィー・ルロアが提唱し、
マルチタスクや頻繁な業務中断によって
作業効率やパフォーマンスが著しく低下する原因となります。」
とあります。

このような経験をした人もいるのではないでしょうか?

注意残余は、単に「気が散る」「集中しにくい」といった感覚の問題にとどまりません。
作業を切り替えたあと、考える速さが落ちたり、判断の質が下がったり、ミスが増えたりといった形で、実際の仕事の成果にも影響を及ぼします。

作業を切り替えるときには、目に見えない負担がかかっています。

考え方や作業のルールを入れ替え、前の作業に関する情報をいったん脇に置き、新しい作業に必要な情報に意識を向け直す必要があるからです。
この切り替えに伴う時間のロスやミスの増加は、「スイッチコスト」と呼ばれています。

注意残余は、このスイッチコストの一部を、より身近な形で説明した考え方だと言えます。

つまり、作業を切り替えたあとも前の仕事についての考えが頭に残り続けてしまい、その分、新しい作業に十分な力を向けられなくなる状態です。
こうした「考えの名残」があると理解すると、注意残余がなぜ仕事の効率に影響するのかが分かりやすくなります。

次回は、なぜ前の仕事が頭から離れないのかについて考えてみたいと思います。

 

 

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