生産部門におけるリーダーの役割-4The role of leaders in the production department-4

「生産部門におけるリーダーの役割」と題しての4話目になりますが
今回は「現場管理」について触れてみます。

現場管理について、どのような視点で考えたらよいでしょうか?

「4M」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

Man : 人
Machine : 機械
Material : 材料
Method : 方法

 

これら4つの単語のイニシャルのMを用いて4Mと表現しています。
製造現場では常にこの視点で現場管理をしています。
意識していなくてもしているのではないでしょうか。

人に関して、リーダーはメンバーのスキルや適性を考えて
現場のどこに配置したらよいかを考えているハズです。
さらに、メンバーの技量アップのために教育やトレーニングをするでしょう。

設備に関しては、日常点検や定期点検を行ったり、メンテナンスをしますよね。
設備の故障を未然に防ぐために実施しているわけです。
また、生産効率を上げるためのアップデートや新技術の導入もするでしょう。

材料に関しては、良品が供給されていること
また、在庫不足、在庫過多にならないように在庫管理を行っていると思います。
生産時には、材料が無駄にならないように適正な量を使用するように工夫しているでしょう。

方法に関しては、生産プロセスの標準化と効率化を考え
作業にムラやムダが発生しないような方法を考えていると思います。
そのために、改善提案制度などを取入れたりしながら
より良い生産方法を追及しているのではないでしょうか。

現場におけるムダの改善は、会社の利益に直結する重要な課題です。
ムダを削減することで、生産性向上、コストの削減や品質の向上が実現します。

現場においてのムダとはどんなものがあるでしょうか?

1. 加工のムダ
:不要な作業や方法により効率が低下してしまいます。
2. 在庫のムダ
:過剰在庫になり、保管スペースの無駄や品質劣化のリスクが高まります。
3. 手待ちのムダ
:作業が滞ることで生産効率が低下し、リードタイムが延びてしまいます。
4. 動作のムダ
:作業において不要な動作、やりにくさがあると効率が低下してしまいます。
5. 造りすぎのムダ
:余計な経費の発生、在庫、運搬、品質などへの影響が高くなります。
6. 不良のムダ
:手直しや作り直し、作業の停止など不要なコストがかかります。
7. 運搬のムダ
:物を移動したり、置き換えたりしないと作業ができないなど効率が低下します。

 

これらの7つのムダの削減に継続的に取り組むことは
会社の利益に直結することなので
現場リーダーの腕の見せ所です!

より高いパフォーマンスを発揮し
自慢できる現場づくりをしてもらいたいと思います。

4回にわたって、リーダーの役割について触れてきましたが
ほんの一部の紹介でしたが、いかがだったでしょうか?

リーダーの役割は、まだまだやることは多く
気が抜けない役割でありますが、やり甲斐のある仕事です。
リーダーがいなければ現場は動きません。

多岐にわたる責任を担い、チームのパフォーマンス向上や
安全管理、品質管理など、様々な面で会社の利益に貢献しているのがリーダーです。

 

また機会があれば、別の視点からの内容で触れていきたいと思います。

 

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